そして今年は防寒にブランケットを導入した。布団サイズの半分のやつが使いやすい。腰に巻いたり肩に羽織ったりする。そういえば父親がよく使っていたなと思って実家を探したら2枚出てきたのでそれを使っている。一枚はあちこち虫食いの穴があった年代物っぽいやつ。もう一枚は比較的新しそうだ。
僕は年代物っぽいやつを気に入って使っている。黄土色とあずき色と草色のチェック柄の地味な感じのやつだ。虫食いの穴は澪に繕ってもらった。東山の和室に行くときはこのブランケットをリュックの上にブランケットベルトで縛り付けて行く。名前通りの使い方ができてなんだかうれしい。
ブランケットといえばスウェーデンのクリッパンというところのが有名で、いろいろと調べたことがあって、その時、スウェーデンでは大人も子供も一人一枚自分用のブランケットを持っていて、いつもそれにくるまっている。冬の寒い日でもブランケットを持って庭でコーヒーを楽しむ。なんていう記述を見つけて、コーヒーと庭が好きな僕は、それをぜひともやってみたいと思っていたのだけれど、実際にやるとやっぱり寒くて、ブランケットにくるまってじっとしているより、思わずウロウロと歩き回ってしまった。