澪となっちゃんで、味噌を作るというので、小林家の3人、けんちゃん、なっちゃん、いぶきがやってくる。その味噌の量というのが合計30キロで、でかい業務用の寸胴鍋でまる二回分大豆を煮る量である。
澪もなっちゃんも味噌作りの経験は何度もあるから手際が良いというのはあるのだけれど、それぞれ1歳3ヶ月と生後54日目の子供がいる状況で、この量の味噌を仕込もうというのだから、これはなかなかすごい。
僕とけんちゃんは主に子供の守りをしていたのだけど、特に役割分担をしたわけでもなく、なんとなくそうなっていた。
こんな感じでゆるくやって、夕方には30キロちゃんと作り終わる。その後お茶を飲んだり晩御飯を作って食べたりもした。
こういうこと、つまり日常的にやっているわけではない、ちょっと特別で負荷が高いことを、小さな子供がいて何かと時間とパワーが取られがちな状況なのに、わりとさらっとできるようになること。このことのために、僕たちはたくさん考え、たくさん試してきた気がする。
発揮のしどころもはっきりしないタイプの能力なのだけど、我が家も小林家もともにこの能力値はかなり高い。この手のことをやっていくことには、もうすでに年季が入っている。