昨夜。寝ている新(あらた)の鼻がズーゴーズーゴーいって苦しそうで、寝入ってもしばらくすると起きてしまう。鼻の穴を覗くと、乾いた鼻くそが息のたびにヒコヒコと動いてはいるものの、それ以上奥は見えない。ティッシュでこよりを作って少し突っ込んでみたりするものの、取れそうにないので、仕方なくそのままにしておく。
朝になっても、まだズーゴーズーゴーと苦しそうで、機嫌も悪い。どうしようかとまた鼻の穴を覗いてみると、今度は昨夜とは違って湿っぽくて粘っこいものが少しだけ見えていて、生きのたびにわずかに出たり入ったりしている。
そこで、ベビー用の綿棒で、その粘っこいものだけでも取れないものかと、左の穴に軽く突っ込んでみる。
すると、ズルリとゲル状の鼻水というか鼻くそが綿棒について出てきた。小さな鼻に似つかわしくない、全長1.5センチはありそうな巨大な鼻くそで、びっくりした。
右の穴を覗いてみるとこちらも同じように小さな鼻くそがヒコヒコ動いている。で、こちらにも綿棒を入れてみると、またしてもズルンと同じ大きさのウェットな鼻くそが出てきた。
これで、すっきり鼻が通ったのか、気持ちよさそうな顔をしている。
体の大きさに似つかわしくない巨大な鼻くそだったが、そういえば、響き渡る重低音サウンドのおならも、大人顔負けの立派さである。