干物っぽいやつ。
なんだろうと思ったら、耳の後ろから湧き出てきていたアブラの臭いだった。昨日あたりから、左右両方ともジュクジュク出てきていて、「油田」と呼んでいた。
なるほど、このアブラ(脂)は、先日までは、頭、額、頬などから吹き出物として吹き出していたやつで、今度は、耳の後ろから吹き出したというわけだ。しかも、もう、ダイレクトに液体のまま出てきている。吹き出物が石炭だとすれば、確かにこれは石油である。油田もあながち間違いではない。
頭、額、頬についてはすでにピークを過ぎていて、ほぼ新規の吹き出しは無い。一時期と比べてかなりきれいになってきた。今は、耳の後ろがメイン、あとは首まわりや脚にも少し。
このまま体中を一巡りすれば、それで鉱脈も枯れるのかもしれない。
いろんなことがほんの数日のうちに移り変わっていく。