10時ごろ、抱っこしてスクワットしていたら「えへへへ」と聴こえる。眠そうにしながらも笑顔が出ている。笑い声らしきものとしては初めて。新生児微笑ではないはじめての「笑い」かもしれない。
声、というか、 声的な声といったらいいのか、音韻的な声といったらいいのか、「はーい」「あー」「んー」など、鳴き声・叫び声や唸り声とは違った普通に人が話すときに出すような声は、ちょくちょく出るようになっていた。
ここ数日、ベビーカーで散歩によくでかけるようになり、〈世界というもの〉が広がったことも影響しているのかもしれない。
それまでできなかったことができるようになることは、原理的な歓びであるが、それは必ずしも子供だけの特権ではなくて、大人にももたらされると思うし、年老いて死ぬまでそうであると思う。思いたい。僕はずっとネオテニーでいい。