January 6, 2015

【042】自分勝手たちによる最高の「1500円新年会」

品目を披露し合った直後のテーブル。
まとまりというものを拒絶する強い意志を感じる。
すでにパートナーの澪がブログに書いているけれど、僕も書く。

5日の夜に新年会をやった。
「1500円新年会」。
参加者は友人のぱーちゃん、澪、僕。

ルールは「予算1500円程度で、自分が食べたい、飲みたいものを買ってくる」。
料理の素材あり、酒あり、加工品あり、お菓子あり、なんでもOK。
他人のことは一切考える必要なく、自分が欲しいものを買う。

こうすると、少なくとも「誰かがほしいと思ったもの」しか集まらない。
誰も文句を言わないけれど特段食べたいとも思わないような物は、1500円新年会には一切登場しない。メニューをどうしようかとか、分量をどうしようかとか、そういうことに全く気を使わないですむ。

今回は時間の都合上、買う店がある程度限定されてしまったけれど、それでも、恐ろしく変化に富んだ食卓になった。

メニューを紹介しよう。

ぱーちゃん、
・ドイツビール(エルディンガー)、瓶1本。
・カクテル(ピナコラーダ)、瓶1本。
・ボイルホタテ、夜は食べきれず翌日の昼食でバター焼きに。
・すしあげ2個、火鉢で焼いて醤油とわさびで。
・生サンマ1匹、七輪で焼いて。
・アルフォート、ブラック。
・りんご、1個。
・餃子、フライパンで焼いて1パックは夜に、もう1パックは翌日の昼食に。

澪、
・ウォッシュチーズ、そのままで。
・ぶりのアラ、あら煮に。
・ういろう、そのままで。
・ギネスビール、瓶1本。

僕、
・鶏肝、時雨煮に。
・田舎豆腐1丁、塩と胡麻油で冷奴に。
・鯛の切り身、刺し身に。
・紹興酒1本、安くて回る。

3人の合意は最初のルールだけ。
集まったのは全く脈絡のないメニューだけど、一つ一つ意味があって、
一手一手勝負している感じがある。
茶会って、実はこういう「一手」を繰り出し合う感じなんじゃないかな。

適当に酒を飲みつつ、各自調理が必要なものを調理しながら、
出来上がり次第、みんなでつついて、なくなってきたらまた調理したり。
集まって一緒につくろうとか、まとまろうとか、もてなそうとか、そういうことは一切なくて、ほんとに自分勝手で、面白くて、美味しくて、安いのでまたやりたい。


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