久しぶりに空き地。 囲われた空き地は動物園の動物のよう。 |
書くこと、文字にすることは、その醜さを永遠のものとすることだから、この恐ろしさはいつまでたっても慣れることがない。
消えない、残るということは、強大な権力を築くこともできるけれど、強烈な恥を晒し続けることにもなる。
だいたい、書こうと思っていることがそのまま書けた試しがない。書こうと思っていることはいつも素晴らしいのに、いざ書かれるととても平凡。手っ取り早く奇をてらったり、その場しのぎの破天荒さに逃げたりしたくなる。
書こうと思っていることが書けたなら、死んでもいいと思うだろうな。