薪割りは好きなときに好きなだけやっていい。 作業量に比例して価値が残る。 |
今日、庭へ出ると天気が良くて風も心地いい。
よって、先日燃やした分の薪を補充する。
といっても七輪はとても熱効率が良いようで薪はあまり減らない。以前、ロケットストーブを作ってみようかなと思ったこともあったけど、七輪で十分なので、作る気にならない。
竹をナタで割って、ノコギリで切る。
ナタは、繊維にそって割る。素材にもよるけれど、うまくいくとスパーンと割れて恐ろしく気持ちが良い。しかし、うまくいかないとナタが喰い込んだ竹を何度も何度も切り株に打ち下ろさないと行けなくて、疲れる。同じ竹でもうまく行ったり行かなかったり、やるたびに結果は異なる。
一方、ノコギリは、繊維を横に切る。もちろん縦にも切れるのだけど、この場合は横に切る。目立てができていて、切る素材をしっかり固定すれば、さくさくという感じで切れる。ナタと比べて安定的定番的快感がある。
「大鉈を振るう」という表現があるけど、ナタはあくまで繊維の方向にしか割ることができない。うまく割れるか途中で食い込んでにっちもさっちも行かなくなるかはわからない。大きく、重いほうが割れる可能性も高いけど、狙い通りの場所で割れる可能性は低くなる。割るべき素材がどうなってもいいのであれば、大鉈でガツンとやればいいけれど、そうでなく、しかも確実に何かを成し遂げたいのであれば、「大鉈を振るう」よりも、「大鋸を引く」方がいい場合もある。
そんなことを考えていたら薪ができた。次に使う分は、これぐらいで十分。