鶏のもも肉の燻製。 スーパーで買ってきた肉とは思えない艶。 |
スモークウッドとスモークチップの違いは、チップはそのまんま木を粉々にしてあるだけで、ウッドはもっと細かくしてそれを棒状に固めてある。
ウッドはお線香のようにゆっくりと燃えるので、長時間の燻製に向いていて、そしておそらくコストが高い。チップは、長時間の燻製だと途中で何度も継ぎ足す必要があって、さらにチップ単体では火が消えてしまうので、別の熱源がいる。
ということで、チップを使うためにダッチオーブンでやってみることにした。
網の下に石を3つ入れて脚代わりにしている。 |
前の晩に塩コショウをしてピチットシート・スーパーにくるんで冷蔵庫に入れておく。塩コショウは味付けのためだけなので適当でいい。(冒頭の写真の肉に対して塩は小さじ1程度)
燻製をはじめる1時間ほど前にピチットシートを剥がして、フック(太めの針金をS字に曲げたもの)で引っ掛けて風に当てる。表面を乾かすためで、濡れていると燻製しても煙がつきにくい。
ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて、チップを2つかみほど入れる。
手頃な石を3つほどいれてその上に焼き網をのせる。
焼き網の上に肉を置いてダッチオーブンの蓋をして準備完了。
熱源は七輪を使った。七輪は熱効率がいいし、焚き火とくらべて火の扱いがとても楽。
剪定した枝なんかを薪に、七輪で燃やす。ある程度燃えて赤い熾になってきたら熱源も準備完了。
七輪の上にダッチオーブンを乗せる。
途中蓋をあけて様子を見ながら、今回は20分ほど燻製した。
この方法は燻製の中でも熱燻法と呼ばれる方法で、高温での燻製だから、肉にも火が通る。
ゆでたまごを一緒に入れても大丈夫だけど、チーズは溶けて落ちる。チーズをやるなら温度が低い温燻にしないといけない。温燻はアウベルクラフトのダンボールスモークセットでできる。今回は七輪からおろしてからチーズを入れてみたけれど、オーブンの予熱で危うく溶け落ちるところだった。ギリギリセーフ。
ワインも忘れずに。 |
できあがったら切ってそのまま食べる。美味しかった。酒が進む。