May 2, 2015

【142】一周忌。

喪服は冬服しか持ってない。
命日は毎年同じ季節に来る。
暑いので平服で行く。
明日は法事。
父が死んで約1年経った。

そろそろ救急車の音にも慣れてきた。
サイレンがなっていても、
それが実家に止まるかもしれないと思わなくてすむ。
遺体で見つからないかと思わなくてもすむ。
夜中に電話で呼び出されなくてもすむ。
意味不明瞭なメールが大量に来なくてすむ。

寂しいとは未だに思わないけれど、
いろいろと考えさせられた1年だった。

お前もいずれは死ぬのだ。
そう教わった。
教わったということはやはり教師だったということか。



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