家の中をハエが飛んでいる。常時10匹ぐらいは飛んでいる。発生源はおそらく勝手口近くのコンポスト跡で、未分解の猫の糞が大量にある。去年は3匹のうち2匹が子猫だったので量が少なかったが、今年は十分に成長している。微生物やミミズの分解が追いつかない。分解が追いつかないコンポストは、天候が悪くて乾かない洗濯物と同じで残念な代物になっている。
ハエ自体はまぁ、もともと高かった「昭和の家」度がさらにグレードアップするぐらいで、直接的にそんなに大きな害はない。害はないけど、常にぶんぶん鳴っている羽音と時々視界に黒いゴマのように入ってくるのは、耳障りであり、目障りであり、気が散る。さらに、ついこの間までのあの春の爽快な空気から一転して、肌にまとわりつくような湿度が鬱陶しい。これがまたハエの活動が活発化する温度湿度環境と合っているのだろう。
ちょうどぴったりまさにこのタイミングで、5月のハエ。
最近はこういうどうでもいいことが次々に湧いては消えていく。このブログも下書き4本目でようやく「公開」ボタンを押す気になる文章に成った。それがこれだというのだからもう、夏に向けて着実に思考が腐っていっている。例年通りである。