挽肉のカレー。 立派な唐辛子は昨日まゆさんに頂いたもの。うれしい。 |
作ると書いたけれど、カレーは破壊と消費の料理である。
2.5kgの玉ねぎを切り刻んでダッチオーブンで炒める。最初は鍋のふちギリギリまで玉ねぎがあってかき混ぜるのも大変な量なのだけど、焦げ茶色のオニオンフライになると、鍋底から1センチぐらいにまで減る。最初、玉ねぎとしてあった存在が、どんどんと細切れになり、小さく小さくなっていく。
大量破壊、大量消費の現場。 変化していく玉ねぎの匂いをアテにウイスキーが進む。 |
この消費破壊感覚を得たくて、カレーを作っている気がする。玉ねぎを炒めている間、消費と破壊の欲望が煽られているから、新たな薪を切ったり割ったりもしたくなるし、庭の草取りといった自然破壊が捗る。
オニオンフライ。 トマト缶を入れてさらに炒めるとカレーベースが完成。 |
あとで出来上がるカレーはだから、目的ではあるのだけど、どちらかというとオマケというかボーナスというか、そんな存在で、たっぷりとした消費破壊行動で満足して疲労した体へのさらなるご褒美である。