午前中は涼しくて、澪と納豆を作った。庭で七輪で薪を燃やして、ダッチオーブンで大豆を煮る。納豆作りのコツはひたすら煮て、柔らかくする。だから、薪が大量に消費できて嬉しい。
とはいえ、炎にあたっていると疲れる。理由はよくわからないけれど。
昼過ぎに煮終わって、あとは似た大豆を納豆と混ぜて保温しておく。
午後は湿度と気温が上がって、もう何もできない。本も読めない。考え事もぶつ切れになる。こうなるともうだめで、どうせだめならとラジオを付ける。拒否できない撹乱が皮膚と耳にへばりついてくる。
こうして夕方、気温が下がるまで停滞の中に埋まっている。