しきりに喋ろうとする。 もどかしさが伝わってくる。 |
何を言っているのかはわからないけれど、これは明らかに喋っている。他に説明できる行動がないのではないだろうか。動物が出す声とは明らかに発声が違う。
「言葉を話す」という構造自体はすでにできあがっていて、ただ「適切な言葉としての発声」ができないだけの状態なのではないだろうか。
言葉のわからない国へ行って、とにかく何かを伝えないといけないときに、あーとかえーとか言いながら、必死に手を振り回しているように見えてくる。
言葉を話し出すのはだいたい1歳ぐらいとされているけれど、いきなりその瞬間に言語という構造が赤ん坊に出現するわけではなくて、それ以前に言語構造はすでにできあがっていて、あとは具体的な「言葉」を待っているという状態から、1つ目の言葉が出てくるはずである。
だとしたら、もうこの時期、生後2ヶ月ぐらいから言語の構造は作られているのではないだろうか。