強いて言えば、吊目の感じが。 |
が、そもそも、
ビリケン (Billiken) は、尖った頭と吊り上がった目が特徴の子供の姿をしている幸運の神の像。 1908年10月6日にアメリカ合衆国のフローレンス・プレッツがデザイン特許を取得した。(ウィキペディア「ビリケン」)なので、赤ん坊がビリケンに似るのはある程度必然かもしれない。
ところで、ビリケンがフローレンス・プレッツなる実在のデザイナーがデザインしたものだったとは初めて知った。通天閣のビリケンさんのイメージから、なんとなく、どっかの国の、どっかの民族の、お地蔵さん的な民間信仰の神様のようなものだと思っていた。スクナビコナ的な。(スクナビコナは古事記や日本書紀にも出てくるので、「民間信仰」とはされないと思うが)
スクナビコナは、大国主の国造りに際し、天乃羅摩船(アメノカガミノフネ)(=ガガイモの実とされる)に乗って波の彼方より来訪した。(ウィキペディア「スクナビコナ」)
スクナビコナのこの、「船に乗って波の彼方よりやってきた」というところが僕は好きで、実はスクナビコナ・ファンである。 遠くからやってくるもの、それも海の向こうからやってくるものに、僕は妙に惹かれるところがある。
たぶん、僕が外国旅行にほとんど行かない(行きたいと思わない)のは、こういう妙な憧憬があるからで、僕がそっちへ行ってしまったら台無しではないか、とどこかで思っていると思う。